orenzneroのオーナー体験の続きです。(^-^)

可も無く不可も無く…な筆記ポジション。
ただし、後ろ半分が軽いために、グリップ部分の重さを強めに感じます。このバランスは好き嫌いが分かれそう。
昨今の「付加価値メカ」なシャーペンは、首軸近くに機構部がかたまっていることもあり、フロントヘビーになりがちですが、この子も例に漏れず、結構「前に寄った」感じがします。
先端のパイプは、ノックしながら紙に押し付けることで、完全に収納する事が出来ます。
パイプを伸ばしたままで、ペンケースに収納したり落としたりすると、折れ曲がり易く故障に繋がるので、筆記が終わればこまめにパイプを収納しておいたほうがよさそうです。

カチッと一度ノックすると、パイプがせり出します。
一番初めは、カチカチカチと芯を伸ばしてから、ノックしたままで指先に軽く押し当て、芯とパイプの端面をツライチにしてやります。写真がその状態。「ほんまに書けるんやろか…?」と半信半疑で書いてみると…

…ちゃんと文字が書けますねぇ。…まぁそらそうか(^-^;)
パイプはちゃんと面取りされていて、引っかかりを感じなく出来ている…はずなんですが、どうも何か擦れているような気持ち悪さが無いことはない…いや、ペンを寝かせて書くクセとの相性が、あんまり良く無さそう…(^-^;)
ノックをしなくても、自動的に「この位置」まで芯が降りてきて、ずっと書けるのがオレンズの売り。ノックしすぎてパイプの先端から芯を出してしまうと、結構な勢いでぺきぺきと折れちゃうので要注意。

箱に同梱された取説には、そのあたりの仕組みが詳しく記載されています。

…ところがところが、肝心の芯の換装方法については、全くもってどこにも触れられていないのです。先から入れて良いのか、どこかを抜くのかまわすのか、皆目検討が付きません。
あっちこっちさわって、結局ベーシックな「ノックボタンが蓋」という仕組みだとわかりましたが、ノックが蓋ではなければ、強く引っ張って壊してしまう可能性だってありますから、こういった基本的な情報も、しっかり同梱の取説に書いておいてほしいなぁと思いました。
ちなみに、消しゴムもついています。付属の芯は3本。

首軸も外す事が出来ますが、胴軸を真中で分離する事は出来ません。
中折れした芯が詰まった場合は、首軸をはずして消しゴムの後ろに刺さっているクリーナーピンを使ってメンテナンスします。公式ページに芯が詰まって出なくなった場合の処置が記載されているので、そちらを参考に。

本体と同時に、Ain STEINのHBも購入したんですが、ちょっと先走りすぎたかなぁ…。
もともと入っている3本の芯がHBなんですが、0.2mmという線幅の所為か、少し淡白な色合いに感じます。うーん…Bにしておけばよかったかなぁ…。

細い線を、芯が折れる不安なく使いこなせる優れモノです。小さくても読み易い文字をかけるので、小型ノートユーザ向けかもしれませんね。
筆記具として、姿かたちはもちろん、機構や使い勝手についての満足度はとても高いのですが、いかんせん価格がねぇ…もう少し安価でもいいんじゃないかと思ったりも…(^-^;)。
● リンク
オレンズネロ 商品紹介:公式
オレンズネロ スペシャルサイト:公式
orenz(オレンズ)芯が出なくなってしまったら:公式
シュタイン替芯:公式
● Amazonへのリンク
ぺんてる orenznero
● 参加中
にほんブログ村 ステーショナリー雑貨
- 関連記事
-
- 展示会でもらったマルチペン (2007/06/01)
- 消えるタバコと消せないマッチ (2008/04/30)
- orenzneroのオーナーになってみた (その2) (2017/05/09)
- FRIXION BALL KNOCK (その1) (2010/07/13)
- グレー ×5 (MILDLINERほか) (2009/05/18)
- サラサクリップ ビンテージカラー (2017/10/09)
- JETSTREAM EDGE3 (おまけのお話) (2021/04/20)
- シンプル素敵軸のジェットストリーム (2023/07/29)
- STAEDTLER WOPEX (その2) (2010/11/01)
- BOXY 30年前のシャープペンシル (2006/03/16)
以前何度かコメントさせていただきましたともこと申します。
お久しぶりです。
レギュラーオレンズはあまり好きではありませんでしたが、ネロは、いろいろ特殊なので
私もほぼ発売日に、とっても楽しみにしながら買いました。
しかーーーし!!
同じく「何か擦れているような気持ち悪さが無いことはない」というか「はっきり感じ」てました。
文具に詳しくない人に貸しても「ひっかかるじゃん。パイプ先の削りが甘いんじゃない?」と言われる始末。
私はペンをほぼ直角に筆記する人なんですけどね。それでも感じました。
自動芯出機構だけは惚れました!
で、濃い芯好きなので迷わず2B大人買いしましたが、芯がもう細かーーーく粉状に崩れ去る訳ですよ(涙)
意識して力抜いて書いても、ほぼ日手帳に文字を埋めてると、仕上がり粉が全体的に散っていますので私としては、シードの消しカスクリーナー「まめコロ」でやさしーく掃除してます。
製図ブラシでも良いのでしょうけどね。
擦れ感は「このシャープはこれが普通」と言い聞かせて使うようにしています。
かりかりねろーん
2Bインプレッションありがとうございます。粉太郎なんですかぁ…うーん。思ってたのと違うなぁ…。
「擦れる感じ」について、私もほぼ日に書き付けてみたのですが、どうも手帳の紙束がクッションっぽくなって、余計にそう感じるようなのです。
…えっと、うつ伏せで枕に顔をうずめて、枕の端を手でくいっと耳のほうにもってくると、まぁ可愛い…違う、頬に枕があたりますが、それと同じような感じかなぁと。(…オマケつきなので余計に例えがわからないですねぇ(^-^;))
ためしに、デスクカレンダーなど画用紙っぽいクッション性のある紙で試したら、同じような感覚。逆に、木の机の上で薄い「メモ用紙」に書くと、ひっかかり感がそーでもない…む~。
ひょっとしたら、お持ちの子の口金のトリミングが甘くて、もっと育てないといけないのかもしれませんねぇ(^-^;)
肝心な情報を書き忘れてしまいました。
下敷きマニア(笑)な私としては、いつも下敷き無しには字が書けないタイプなので、しっかりと、シャープペン向けの固いものを使っていても擦れは気になりました。
これでも実は一応ぺんてるさんに出したんですよね(笑)結果、要するに問題は無いと。
なのでやはりおっしゃるように「もっと育てないといけない」のでしょうね (^-^;)
しかし芯の質はどうにかしてください!ぺんてるさん!と、場を借りてアピールさせていただきますm(_ _)m
芯~
さっきふと思いついて、硬い木の机の上で、コンビニのレシートの裏に書いてみたら、薄く硬く感じたHBがHBらしい濃さで書けたので、ちょっとビックリ。また、ひっかかりも無く、結構スムーズな感じでした。ともこさんの子との個体差なのか、芯の違いなのか、はたまたレシートの紙の所為なのか…これまた謎が深まります。(^-^;)
シャーペンは芯が命なんですけどねぇ…HBは、わりとまともですよぉ(ただしレシートの裏に限る)