前回に引き続きルーズリーフなお話。

今回はリヒトラブ ソフティツイストノートです。
出先で中途半端なタイミングでリーフを切らしてしまい、飛び込んだ文具屋さんでふと、「…どうせならリーフだけ買うよりもバインダー込みのやつのほうがいいかも」と、余計な事を考えたのが運の尽き。
このツイストリングは29穴。世間に広く出回っている26穴とはピッチが違うため、互換性はありません。26穴のバインダーに無理やりハメるためには、いくつかの穴をカッターで削ったり繋いだり、細工するのがかなりめんどくさいのです…さすがに1回で懲りてしまい、26穴リーフを後日買いなおしました…(^^;)。
このB5の29穴(IS0規格)は、(気持ち程度)ズレ辛かったり、ほんの少し書く面積が広かったり、ぱたんと折り返しやすかったりするのですが、26穴(JIS規格)にできた2穴リングバインダーに綴じることが出来なかったり、リフィルが一社独占状態で選ぶことが出来なかったり(…無印のダブルリングノート(29穴)をバラシて装着する手はありますが…)、なかなかに悩みどころが多いお品であります。
…などと自分のそそっかしさを棚に上げて、ひとしきり愚痴った流れのご紹介(^^;)
ぱっと見、40枚も綴じれるとは思えないほど、ちいさめのやわらかリングです。
差し替え式なのに、背骨の上下にストッパーはついていません。このあたりのしくみが、各社工夫を凝らしているポイントですね。

じゃぁどうやってリングを開くかといえば、見開きにしたリーフ自体を斜めに引っ張るという荒業。セッティング済みのリーフには、「引っ張りポイント」が薄く印刷されています。

この引っ張りポイントをつまんで右下(と左上)に…

こうっ!(ぱかっ)
リングがずれて、かみ合わせが外れます。あとはリングを開いてリフィル交換。
…こんなしくみ、よく考えたなぁと思います。(^-^*)
ちなみに、左ページを下、右ページを上に引っ張っても開きません。

すごいんですよ。この子。
子細に見ると、リングに「ひっかけ爪」がついているのは上下の端から3つだけ。あとは長短の「ひっかけが無い」爪が互い違いにレイアウトされています。
リングを閉じると、向き合った相方を巻き込むように閉まっていき、リングに隙間をつくりません。それでいて、ページを送る際にひっかかりを感じないという…。
そして背中の骨の部分。
これがリングが開く支点になっています。いくつかのユニットに分割されていて、1本通った針金が軸になっていて真ん中あたりにバネが仕込まれています。
リーフをずらすと、リングもずれて開き、閉じるとばねのちからで「引っ掛け爪」を押し上げて固定するというものすごく凝った仕組み…ノートの綴じ具にこの細かい仕事…変態です(誉め言葉)

爪のついたリングの数とか、バネの強さとか、各爪のユニットの構造、それに爪自体の材質や巻き込みの角度や大きさなど、設計・試作を繰り返した感じがします。そしてこの仕組みは、穴数が多くて四角く、穴に引っかかるリーフにガタが少ないうえ、重さがいい感じに分散されている29穴だからこそ出来る所業かもしれません…。
いやー…オトコノコゴコロくすぐられまくりのいい仕事だなぁと感心しきりであります(^-^*)
(続きます)
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すごいんですよ。この子。
子細に見ると、リングに「ひっかけ爪」がついているのは上下の端から3つだけ。あとは長短の「ひっかけが無い」爪が互い違いにレイアウトされています。
リングを閉じると、向き合った相方を巻き込むように閉まっていき、リングに隙間をつくりません。それでいて、ページを送る際にひっかかりを感じないという…。
そして背中の骨の部分。
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爪のついたリングの数とか、バネの強さとか、各爪のユニットの構造、それに爪自体の材質や巻き込みの角度や大きさなど、設計・試作を繰り返した感じがします。そしてこの仕組みは、穴数が多くて四角く、穴に引っかかるリーフにガタが少ないうえ、重さがいい感じに分散されている29穴だからこそ出来る所業かもしれません…。
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