前回の続きで、なんとなくずっとそこにあった子のお話。

封筒を開ける市販の道具を並べてみました。
一番上は、OLFAのツーウェイカッターA型。3本ある小型刃のカッターナイフのうち一番出動機会が多い子です。
真ん中は木製ペーパーナイフ、一番下は昨年、雑誌の付録で入手したカイコーン。こちらもOLFA。
丁度到着したAmazonのクッション封筒を、これらの道具を使って開けてみます。
カッターナイフで封筒を開けようとすると、とじたフラップ部分に刃先を差し入れて切ることになります。
ところが、切れすぎるが故に刃先が蛇行してしまい、思わぬ部分まで切ってしまうことがあるんですね。刃の出具合やアプローチの角度によっては、封筒の中身を傷つけてしまう事も。

木製ペーパーナイフは、ざらざらした刃が引っかかりながら、フラップの折れ目を切らずに「破いて」行きます。
このザラザラ刃のおかげでコントロールを失うことなく、ほとんどまっすぐに破り進む事が出来るのです。ただし、開封面もざらざらになります。
…使い過ぎて最近ざらざらが弱まってきたかも…荒めのサンドペーパーで刃を荒らしてあげようかな(←メンテナンスらしからぬメンテナンス(^^;))

カイコーンも、封筒相手だと意外にコントロールを失うことがあり、ナイフ同様に蛇行する事があります。刃の角度がもう少し浅いほうがコントロールしやすいかもしれません。
今回はしっかりした封筒でしたが、、「奥の刃を引いて切る」という特性上、用紙が薄く、中身があまり入っていないひ弱な封筒が苦手な様子。

OPENの文字より奥がカイコーン、手前の蛇行した切り跡がカッターナイフ、その間をペーパーナイフで繋いでみました。
切断面は決してきれいじゃありませんが、コントロールの範囲内で真っすぐに切れて…いや破いています。(^-^)

開封手段は数あれど、封書といえば木製ペーパーナイフ一択。
刃物としてとらえると、とんだ「なまくら」ですし、出来る事といえば封筒を開けることぐらい。
でも、その開封作業において、中身を傷つけず、真っすぐに開封することが出来て、刃先で手を切る事を考えずに、ノールックで使うことが出来る…他を寄せ付けない、一点突破型ツールの代表格ではないでしょうか。
人でも道具でも、「ある局面にとっても強い」キャラクターって、長年生き残る事が出来るのだろうなぁ…(しみじみ)
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