前回に続き、ジェットストリーム エッジ3に、昭和な小姑ばりのいちゃもんをつけるシリーズ最終回。

0.28mm恐るべし…5㎜罫線に2行で漢字が書けるほど、高性能な極小リフィルです。
日常筆記はともかく、がんばればほぼ日の4mm方眼にも2行書きできそう…あ、書けるわ(←試してみた)…ちょっと離れたら読めないので、後日ぱらぱらめくっても欲しいネタが上手くヒットするかは謎ですが、文字密度の高いほぼ日ユーザの方は是非お試しください(^^;)
さて、いつもなら「持った感じはこう」と紹介するのですが、最適な筆記ポジションはコレジャナイのでは…という疑問が生じました(←小姑発動)
店頭で、普段文字を書く高さ(たぶんおへそよりちょい上)で試筆したら分かると思いますが、こんなに寝かせると、かすれやスキップが生じやすいのです。
ボール径があまりに小さく、寝かせると金具が干渉してしまうという、極細ボールペンゆえの特性なのでしょう。

…じゃぁどうすればいいのといえば、こんな具合に「立てる」。
雄々しく屹立させて筆記すると、冒頭の「5mmに2行書き」が、かすれ無くスムーズに出来ます。つまり、立てないと真価を発揮できないんです。この子。

ところが立てて書くと、通常のペンには無い「気持ち悪さ」が強まります。
…そう、偏芯ありな「ポイントノーズ形状」の違和感が増幅されるんですね。立て気味で、縦の線を引いた場合、奥から手前に中指と人差し指を連動させながら引き込むのですが、かなり手首側に巻いてこないといけない。

芯と人差し指の間の距離と、芯と中指の間の距離が倍ほど違っていて、中指が手首側にオフセットされた状態で、縦の操作をするのが違和感の元なんです。
中指をいつもより余計に巻き込まないと、思った縦線が書けないという…。
ならば、首軸のくぼみ…というか喉元の部分に中指を置いて、握ったらどうか。
かなりマシですけれど、これでペンを立てると、首軸先端・ペン先がほっとんど見えず、強烈に書きにくい。(T-T)

何日か意図的にポジション変えて試してみたところ、芯に対して中指が近いほうが、立てたペンのコントロールが上手くいくことがわかりました。また、罫線への筆記など、ベースラインが下にある場合、中指側が近いほうが違和感が減少します。
じゃあもういっそひっくり返してしまえ…と。
先ほどとは変わり、今度は人差し指のほうが芯より離れてオフセットされた状態。
意外にもこちらのほうが違和感なく立てて書くことが出来ます。
ベストポジションは、写真よりももう少し先端に人差し指を置いたことろ。丁度段差が指に隠れて見えなくなるぐらいの位置が良いです。

これが普通のポジションを、斜め上から見た感じ。
いざ筆記してみると、先の中指コントロールなど、ぎくしゃくした違和感があります。

こちらは裏返したポジション。
違和感が減り、中指コントロール、縦線描画もかなりスムーズに出来ます。
ペン先への見通しも悪くありませんし、クリップが手に当たる事も無く、快適に細かい文字が書けます。

…という事で、EDGE3における筆記ポジションの個人的な正解はこちら。
「裏返して立てる」

筆記具は親指、人差し指、中指で構成するポケットの中心に、芯(軸)があり、3方向からムラなく力が加わるのが一番…という風に、「握り心地・書き心地」を考えていました。
今回、筆記角的にシビアな極細リフィルのおかげで、中指~芯~人差し指の距離…というか、2本の指の間のどこに芯が位置するのが最適かという事を、あらためて考える切っ掛けになりましたよ。ビバ!EDGE3!←最後に称えたのか?(^^;)
● リンク
ジェットストリーム エッジ3:公式
● Amazonへのリンク
ジェットストリームエッジ3への検索結果
● 参加中
にほんブログ村

- 関連記事
-
- パーカー インジェニュイティ (のリフィル) (2013/08/31)
- パーカー ベクター 3-in-1 (2006/01/11)
- Jetstreamキャップ式(海外仕様) (2022/03/05)
- 筆touchとそうじゃないサインペン (2013/06/12)
- セーラー スノーホワイト (2006/05/20)
- ブレン ファインドメカニズム(第一弾) (2023/07/23)
- プラチナ 100均シャーペン (2012/01/10)
- ゼブラのブレン(その2) (2020/09/22)
- TOMBOW OBJECT X4 (2006/02/07)
- 映えよペン! ZOOM C1 (その1) (2023/04/08)