…「しっかり貼る」なので「剥がし断ち」…無理か(^^;)

● コクヨ ドットライナー つめ替え用テープ (タ-D400-08N)¥300+税
前回のエントリから森博嗣のS&Mシリーズのタイトルパロディに挑戦しています。いつまで続くか…(^^;)
ま、それはともかく 先日、常用のドットライナー「しっかり貼る」タイプのリフィルが切れたので、新しいものを購入したところ「あれ?さりげにちょっと変わってる…?」と気が付いた次第。
気になりだすとどんどん気になる…小姑ブーストがかかりました(^^;)
こちらは最後まで使い切ったカートリッジ。
当Blogによれば、使用中の本体は2015年に購入したもの。その際に、ほとんど使っていないカートリッジと新品があったので、だいたい3年に一本のペースでカートリッジを交換していることになります。
3年も使ってたので、最後のほうはノリのドットが溶けてしまい、ぐずぐずになってました。

外袋には、「本体は詰め替えテープ10本目安で交換してね」との記載があります。
このペースで行くと、本体は30年…あと24年は使る計算ですが、実績では、内部歯車部分が劣化するので、たまの使用でも耐用年数は10年ぐらいですね。

赤い封印がついている上のカートリッジが新、下のものが旧です。
色が濃くなり、あれほど多かった文字が整理され、すっきりした印象です。ようやくコクヨさんも、「過剰な文字はダサい」ことに気が付いたのかもしれません。

裏返してカートリッジ内部。
歯車の色が一昔前同様、白に変更されています。また、巻き取りリールの押さえの部分が大きくなった代わりに、先端だけを押さえるようになりました。なにがどう違うのか…何をどうするための工夫か…眺めながらいろいろと想像してしまいます(^-^)

先端カバー部は、地味に形状や仕組みが変わっています。
旧タイプは全開時、閉じた時に「カチッ」とストップしますが、新しい方は閉じたときに「ふわっ」とかぶせる感じになります。旧はフラップの根元のツメに引っかかるようになっていますが、芯はフラップの蝶番部分の弾性で、開きっぱなしになるように工夫されています。閉じる時もある程度まで閉じると、あとは弾性でしまるように出来ています。
また、ローラの幅をほんの少し伸ばした関係で、先端部全体が広めになっています。実に細かな改善です。

真上から覗き込んだところ。奥が新、手前が旧です。
これまた微妙ですが、リールを挟んだり固定するフレーム部分が、旧では「板」の組み合わせだったんですが、新は全て立体的な「コ」の字の構造になっています。剛性を高めつつ幅自体は細くとっているようで、ダイナミックに設計変更したんだなぁと感心しました。(←誰?)

ぱっと見、「なんかデザイン変わったなー」から、よくよく見ていくとだいぶん変わっていました。こうした地道な改善をするのはすごいですねぇ…日本の文房具って。
個人的には見えるところの文字を減らしたところのポイントが高いです(^^;)

いつのまにか更新されているけど、気が付かない常用文房具って探せば結構ありそう。手元の品をいじり回しつつ「ほほぅ変化してるぞ。これはどんな工夫だ?」などと、観察しながら想像するのも、文具趣味の楽しみの一つですねぇ…(^-^)
● リンク
ドットライナー:公式
● Amazonへのリンク
「タ-D400-08N」の検索結果
冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM S&Mシリーズ (講談社文庫)
● 参加中

にほんブログ村
- 関連記事