そろそろタイトルがしんどくなってきた(^^;)
(ネタ元は「笑わない数学者」です)

● サクラクレパス ボールサインiD プラス(0.5㎜ ナイトブラック) ¥350+税
前回紹介したボールサインiDの上位版(?)が登場しました。
最近の低価格筆記具は、「ますは低価格バージョンを発売し、様子を見てから、金属パーツなどを追加した『ハイグレードバージョン』をおもむろにリリース」という流れが、どうやらトレンドっぽい昨今。
先般紹介したuni-ball one Fは「もぉー はじめっからこれで出してよ~~」と文句を言いたくなるぐらいの完成度でしたが、さて、こちらのボールサインiDはどうでしょう…。
オリジナルのボールサインiD同様、胴軸の色で当初からセットされている芯径が異なります。マットブラック軸は0.5、シルバー軸は0.4。
オリジナルの時は0.4を購入したので、趣向を変えて0.5をチョイスしました。リフィルは各軸で共通なので、問題なし。
インク色はナイトブラック…おなじみブルーブラック系「お仕事カラー」です。すみませんねぇ…変わり映えしなくて(^^;)

上がオリジナル、下がプラス。
プラスは軸がマット塗装されていて少しだけ高級感があります。ノック部分やクリップは共通部品なので、ノックとクリップを繋ぐプラスティックの質感が浮いてますねぇ…。ピンポイントで安い感じ。

大きな変化があった首軸部分。
コーン状のプラスティックから、段々がついた金属部品に変わり、重量バランスが劇的に変化しています。
以前はサードパーティー製の金属パーツが存在したのですが、公式が手掛けたというのは、「やっぱりバランスあかんかぁ…」と、イマイチなところを受け入れたんでしょうね。

首軸パーツをはずしてみました。
内部のネジの長さは異なっていますが、ピッチは同じ。つまり換装可能!これは嬉しい!

ハンドルを外したダブルクリップの上に乗せて、バランスを確認。
(これはネットで見かけて「おおっ!その手があったか!」と感動した方法)
オリジナルは少しグリップ部分を削ったので「参考記録」となりますが、重心はかなり尻のほうにあります。これに対してプラスは少し先端側に重心があります。

この重心の違いにより、筆記ポジションでは、軸からペン先への真っすぐに荷重がかかり、「ボール先端が紙に密着して、ぬるぬると滑る」事が強くなります。
リフィルを交換しながら試してみたところ、やはり0.5芯のほうが、より「なめらか感」を感じました。

そして肝心の軸形状は…オリジナルと同じです。(んも~)
オリジナルに比べたら、塗装の効果で滑り辛く、変な形状のカドのタッチがほんの少しやさしくなってはいます。ただし、塗装の厚みにより、軸径が1㎜ほど太くなっているので、もったりした握り感。指に当てるポイントや力のかけ具合の難しさは、オリジナルとあまり変わらず…。
…という事で角を削ったiDに首軸を装着。

これですよ。これ。正解出ました。(^-^)v
プラスの軸は削ると塗装部分が剥がれてぼろぼろになりそうなので、当分この「オリジナル軸改」に首軸を移植した構成て使うことにします。

オリジナルに対する改善ポイントを「プラス」したiD plus。いいんですけど、どうも後付け感が強い。追加された意匠とそのままの箇所が、どれもちくはぐに感じます。
オリジナルから150円アップの中で、いろんなことをあきらめたり省略したり相当大変な取捨選択があったと思いますが、これがiDの「進化版」かというと正直微妙…。
「正統進化版iD」を期待しております…。
● リンク
ボールサイン iD plus:公式
● Amazonへのリンク
「ボールサイン ID Plus」の検索結果
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