前回の続きで、細部とかなんとか…。

なんといってもこのノック部分。
ウルトラセブンのアイスラッガー類似の形状を見ながら白米3杯かるくいけます。
美しい流線型の胴軸から浮かせたノック部分は、亜鉛ダイキャスト(亜鉛合金)製のクリップでつながっています。年寄りの目には質感がわからず、遠目の初見では「強度大丈夫か?」と心配になりましたが、実際に触ったら納得!しっかりしてます。(^^;)
ボディ外側のロゴとマークは最小限。それがいい!
クリップのざらっとした質感とボディの冷ややかなメタリック感の組み合わせがたまりません。こういったクリップ周りは拡大した写真だとかなり映えますが、少し離れると、見慣れたプラスティックの質感にも見えます…。

もちろんプラスティックでこんな質感を表現しようとしたら、とても大変でしょうけれども…一見ABSに見えなくもなかったり…。逆にプラスティックによる代替表現が進化しているとも言えますねぇ。
また、丈夫でありながらノートやシャツを挟むだけの弾性を考慮した素材や形状、胴軸内ユニットとの取り付け方法など、このクリップ自体が主人公に近いようにも感じました。
クリップに取り付けられた…いや、クリップをノックでカバーしているのか?…ノックは見えない下側まで凝っていて、上下がお互いに近づこうとしているような、そんな形状です。このあたりも手を抜いていません。拡大写真にするとさらに映えます。

ノックをすると、ノックボタンはクリップごと先端に向かってスライドされます。
ここで注意が必要で、芯が出ていても出ていなくても、ノックは元のポジションに戻ります。引っ込んだままで固定されません。また、芯が出た時のラッチ音やラッチ感覚もありません。
これは好みが分かれるところ。静音にこだわったと思いますし、ノック式ボールペンは静音が正義の方向に向かっていますけれど、ラッチとキャンセル感は欲しいなぁと思いました。

ノックを上から見たところ。
胴軸の外殻とクリップが接合しているユニットの境界がわかります。

ノックをして無理やりクリップをつかまえたところ。(^^;)
薄いジュラルミンの外殻の間に、クリップとユニットが引っ込んでいきます。ずっと眺めていられます。素敵です。

首先端のテーパーが芯先端の角と無理なくつながっていきます。
懐かしの「仮想首軸理論(2006年)」的に、最強に書きやすい形状なのであります。書きにくかろうはずがない!(力説)

握った感じ。大きさはばっちりです。
少し後ろ目の重心ですがそんなに気にはなりません。それよりもアルマイト仕上げのボディが初老男性の指脂で滑って落ち着かないという…(^^;)。軸先端の傾斜形状も滑り落ちる感じに拍車をかけます。長時間の筆記には向かないかも…うむ…(弱気)

リフィルはつるっつると文字が書け、しっかりとした濃さ。
普通のノートの切れ端でも十分になめらかさがわかります。

かように分解能によって、好きにも嫌いにもなれる不思議なペンです。
細部を見ていくと素敵な色々がぎっしり詰め込まれています。遠目に見るとそれが極端にわからなくなる…。勿体ないけれど、そこまで近寄った人だけがわかる、オーナーにとっての優越感って、そういうところかもしれませんねぇ…(^^;)
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