ご無沙汰しておりました。(^-^)/
「忙中閑無し(?)」でヒイヒイ言っていた私の心を癒してくれたのは、先日出会った素敵なこの1本。

● パイロット キャップレス万年筆 FC-1MR 14金・F(マットブラック・廃盤品) ¥10,000
下敷きにしているのは「万年筆スタイル 2」の5ページです。
私にとって「キャップレス万年筆」は、「とにかく1本は持っておきたい」リストの上位に入っていましたので、何度か試し書きをした事があります。
しかし、太さと重さとペン先の出方がどうも馴染めず、また、試し書き用ペンの「繰り出し口(←仮称)」が、インクで汚れている事が多かったため、「こりゃー胸ポケットに入れたりすると、シャツやスーツが汚れるのでは…」と、ちょっぴり心配でした。
現行機種の曲線的でグラマラスなデザインも、「嫌いじゃ無いし、どちらかといえば好きなんだけど…ん~スーツの内ポケットから出せるか…」と悩ましく、「欲しいんだけど、様子見」というステータスのままでした。
そんなおり、「万年筆スタイル 2」をぱらぱらとめくっていたところ、キャップレス紹介のページがあり、このページ最下段に紹介されている細身で黒い「FCB-800 R/B」に心惹かれました。(※ここで紹介されているペンは、貼られているシールから見て、ペン先がスチールのもの。早くに廃盤になった様子です。)
なんたる偶然か、同じ形の…それも金ペンを入手出来るとは、思いもよらなかったので、顔が緩みっぱなしです。(^^*)v
「忙中閑無し(?)」でヒイヒイ言っていた私の心を癒してくれたのは、先日出会った素敵なこの1本。

● パイロット キャップレス万年筆 FC-1MR 14金・F(マットブラック・廃盤品) ¥10,000
下敷きにしているのは「万年筆スタイル 2」の5ページです。
私にとって「キャップレス万年筆」は、「とにかく1本は持っておきたい」リストの上位に入っていましたので、何度か試し書きをした事があります。
しかし、太さと重さとペン先の出方がどうも馴染めず、また、試し書き用ペンの「繰り出し口(←仮称)」が、インクで汚れている事が多かったため、「こりゃー胸ポケットに入れたりすると、シャツやスーツが汚れるのでは…」と、ちょっぴり心配でした。
現行機種の曲線的でグラマラスなデザインも、「嫌いじゃ無いし、どちらかといえば好きなんだけど…ん~スーツの内ポケットから出せるか…」と悩ましく、「欲しいんだけど、様子見」というステータスのままでした。
そんなおり、「万年筆スタイル 2」をぱらぱらとめくっていたところ、キャップレス紹介のページがあり、このページ最下段に紹介されている細身で黒い「FCB-800 R/B」に心惹かれました。(※ここで紹介されているペンは、貼られているシールから見て、ペン先がスチールのもの。早くに廃盤になった様子です。)
なんたる偶然か、同じ形の…それも金ペンを入手出来るとは、思いもよらなかったので、顔が緩みっぱなしです。(^^*)v
現行のキャップレスは、カラフルで「つるっ」とした肉厚ボディですが、この子は、マットブラックのボディ全体が、長手方向に細かく面取りされているため、一回り以上細身に見えます。
ペンクリップは薄いスチール製。一昔前のビジネスボールペンのような、「生地に優しくない形状」をしています。(^^;)
ペンクリップと首軸先端は1枚のスチールで構成され、曲面が綺麗につながっていますので、あっさりしたデザインの割には、「設計の技」を感じさせる見事な作りになっています。現行タイプの「しっかりしたペンクリップが、生物的に生えている」のも、嫌いではないのですが、この「一体感」はかなり魅力的です。

首軸(クリップ側)、尻軸(ノック側)、ペン先ユニット、カートリッジカバーに分解出来ますので、お手入れが簡単です。使用中なのでカートリッジ装着済みの写真となってしまいましたが、もちろんカートリッジの代わりにコンバータも使用できます。
細身で内部に余裕が無い所為か、カートリッジの「はめ合わせ」が少しきつめです。ダミーカートリッジをはずす際に往生しました。

うちの子のペン先は14金。刻印は「PILOT 14K585」となっています。このタイプは2~3年前のカタログには載っていたそうで、スチールのものが廃盤になってからも、地味に売れ続けていた様子です。

ペン先側面。気になっていた「繰り出し口」との接触は全く無く、インクが周囲に付着する事はありません。また、現行品に比べて首軸がそんなに肉厚ではないので、胴軸~首軸~ペン先のラインに、違和感をあまり感じません。

このキャップレスはFニブなのですが、太さはSafariのEFとあまりかわらない感じ。やわらかなペン先でフローも良好なので、すいすい書くことが出来ます。

さっと取り出してワンノックするだけで「万年筆で書ける」…癖になりますねぇ。
「さぁ書くぞ!」と思ってから、文字を書き出すまでに、何か余分な事(キャップをはずす)をしたり、気にしなければ(キャップの行方)ならない…という事は、「書く事」に頭を切り替えるための「きっかけ」となる事もありますが、私にとっては大抵「面倒くさい」範疇に属する事柄です。普通の筆記具ではごく当たり前のこんな行為が「面倒くさい」のですから、ねじ式キャップの万年筆が一番の苦手だったりします(^^;)。
それに、「キャップを尻軸に差し込む」という万年筆セオリーも実は苦手項目で、「書いたら乾かないうちにすぐキャップしないと!」という、妙な追い詰められ感があるために、はずしてつけてはずしてつけて…を、何度も繰り返してしまいます。なんて貧乏性!…でも気になるんですよねぇ。
そんな私にぴったりのこのキャップレス。買ったその日からいきなり使用頻度No.1に躍り出てしまいました。(^-^)/
●リンク
「文具王」高畑さんが3年前に紹介されていました。全体の形状は、こちらの写真のほうがわかりやすいと思います。
つれづれ日記:「キャップレス」
ペンクリップは薄いスチール製。一昔前のビジネスボールペンのような、「生地に優しくない形状」をしています。(^^;)
ペンクリップと首軸先端は1枚のスチールで構成され、曲面が綺麗につながっていますので、あっさりしたデザインの割には、「設計の技」を感じさせる見事な作りになっています。現行タイプの「しっかりしたペンクリップが、生物的に生えている」のも、嫌いではないのですが、この「一体感」はかなり魅力的です。

首軸(クリップ側)、尻軸(ノック側)、ペン先ユニット、カートリッジカバーに分解出来ますので、お手入れが簡単です。使用中なのでカートリッジ装着済みの写真となってしまいましたが、もちろんカートリッジの代わりにコンバータも使用できます。
細身で内部に余裕が無い所為か、カートリッジの「はめ合わせ」が少しきつめです。ダミーカートリッジをはずす際に往生しました。

うちの子のペン先は14金。刻印は「PILOT 14K585」となっています。このタイプは2~3年前のカタログには載っていたそうで、スチールのものが廃盤になってからも、地味に売れ続けていた様子です。

ペン先側面。気になっていた「繰り出し口」との接触は全く無く、インクが周囲に付着する事はありません。また、現行品に比べて首軸がそんなに肉厚ではないので、胴軸~首軸~ペン先のラインに、違和感をあまり感じません。

このキャップレスはFニブなのですが、太さはSafariのEFとあまりかわらない感じ。やわらかなペン先でフローも良好なので、すいすい書くことが出来ます。

さっと取り出してワンノックするだけで「万年筆で書ける」…癖になりますねぇ。
「さぁ書くぞ!」と思ってから、文字を書き出すまでに、何か余分な事(キャップをはずす)をしたり、気にしなければ(キャップの行方)ならない…という事は、「書く事」に頭を切り替えるための「きっかけ」となる事もありますが、私にとっては大抵「面倒くさい」範疇に属する事柄です。普通の筆記具ではごく当たり前のこんな行為が「面倒くさい」のですから、ねじ式キャップの万年筆が一番の苦手だったりします(^^;)。
それに、「キャップを尻軸に差し込む」という万年筆セオリーも実は苦手項目で、「書いたら乾かないうちにすぐキャップしないと!」という、妙な追い詰められ感があるために、はずしてつけてはずしてつけて…を、何度も繰り返してしまいます。なんて貧乏性!…でも気になるんですよねぇ。
そんな私にぴったりのこのキャップレス。買ったその日からいきなり使用頻度No.1に躍り出てしまいました。(^-^)/
●リンク
「文具王」高畑さんが3年前に紹介されていました。全体の形状は、こちらの写真のほうがわかりやすいと思います。
つれづれ日記:「キャップレス」
- 関連記事
-
- けんけつちゃんボールペン (2013/07/06)
- 万年筆タイプのペン三様 (2007/07/16)
- TOMBOW 新色AirPress (その1) (2010/08/18)
- ペン軸+ペン先(小ネタ) (2008/01/28)
- ユニボール R:E 3 BIZは何処に向かう?(その2) (2021/02/28)
- 木の羽なガラスのペン (2021/08/15)
- 鉛筆シャープ(その1) (2012/03/27)
- uni-ball FANTHOM vs FRIXION (その2) (2010/06/15)
- α-gel switch でクルトガ再入門 (2023/02/19)
- ぺんてる Tradio プラマン (2006/10/14)
キャップレス
自分の萬年筆はキャップ外したままボーッとしてもあまり乾かないのですが(太いから?)、
ノック式の方が書く体制をとるまでが早いのは魅力的ですよね。
ボールペンみたいに書き倒せる鉄ペンも気になります。
カミングアウト
キャップレスは私も本当に欲しくて、これから色々と調べて購入しようか…と思っていたました。
※最近テレビCMもやってますよね。
マットブラック…
マジでグッときました!
廃盤かぁ…
キャップレスなら個人経営の文具店でも多く見かけるので、マットブラック探しの旅にでも出ようかな(笑)
私も
キャップレス万年筆はそそられます。
ノック式ラブ、なので(笑)
クローズドノート読む前に万年筆に呼ばれそうな予感が・・・(^^)
うわぁ・・・
キャップレスはそのギミックに惹かれてるけど、現行品のなんとなくあの「ツルッ」というデザインでちょっと気後れしちゃって。
こりゃU凪さんと同じく、このマットブラックを探す旅に出ないといけないなぁ(笑
このブラックは
サイトで見て欲しくなったことがあります・・・
入手できて良かったですね!
コレ、
現在のラインナップでは「万年筆然」としたデザインに
なっちゃってるみたいなので、こういうツール的な
ブラックバージョンに惹かれます。
黒というのがまた質実剛健テイストをかもしだしてて
かっこいいですね。
こんばんは~
SUGさん:
>早いのは魅力
そうなんですよねぇ。電車の中でちょっとメモする場合など、「あんまり両手を使いたくないシチュエーション」でも、躊躇せずスッ(出した)→カチッ(ノックした)→さらさら(書いた)…が出来るのは、かなりの快感ですよ~(^-^)。
U凪さん:
TVCM、やってるんですか?ふーむ…密かにブームなのかなぁ…。
>マットブラック探しの旅に…
仰るとおり、私も「ひなびた個人商店」で入手しました。このペンは、旅してGetする甲斐がありまくります(断言)。是非入手、頑張って下さい!(^-^)
添花さん:
>ノック式ラブ…
お!同士ですねぇ…。「ノック式ラヴァーズ」結成します?(^-^;)
私が万年筆について語るのは、かなりおこがましいですが、数本持っている(または体験した)万年筆に比べて、かなり良い書き味であるように感じます。万年筆の世界への第一歩として、是非!(^-^)
お返事その2
惹かれてください惹かれてください(^-^)
>「ツルッ」というデザイン…
好みが分かれるところでしょうねぇ。ちょっと若いデザインなので、「カッコ悪くはないんだけれど、でも…」と二の足踏みがちですねぇ…。
マットブラック、地味だけどいいデザインなので、カタログ落ちが惜しまれますねぇ。
luckymarimoさん:
ありがとうございます。2月のMVP、今年度のBestBuy確定ぽいです(^-^)
>カッコイイ…
見飽きないです(^-^)。地味っぽいんですが、それなりに存在感があって、しみじみとカッコイイですよぉ。
ブンキチさん:
>高畑さんが…
「お!」と思い、サイトを見に行ってみました。ありました!(^0^)
ふーむ、こんな型番だったのですねぇ…。
>ツール的な…
余分な装飾や大振りな感じが無くて「ぎゅっ」と締まった感じがたまらんですョ。ハイ(^-^)
awlさん:
>質実剛健テイスト
言い得て妙ですねぇ(^-^)。キャップレスというギミックが前に出過ぎず、まずは筆記具としてちゃんと「出来上がっている」上に、デザイン性も損なわれていない…是非、体験いただきたく…(^-^)。
ここのところ(?)
犬も歩けば棒に当たる
文具好きが歩くと廃番に当たる??
保護
実際、カタログ系の本を見ても、惹かれる「新しめの物」が少ないってのも、古い品や廃盤品に走ってしまう原因のひとつかもしれません。とはいえ、とっても高価な限定廃盤品じゃないところが、なんともアレなんですけれども(^^;)
8000円のシールが・・・
何気に、否、運命か・・・フラッとはいると、パイロット キャップレス万年筆 Fのマットブラックがあり、ペンに貼り付けられている金額を見ると8000円でした。
このページで紹介されている10000円の廃盤品より、さらに古いので少し心配しましたが、購入することにしました。
初めは、少し書くときにペンクリップが気になりましたが、慣れてきました。
今は、大満足です・・・
運命ですね(^-^)
>フラッとはいると…
探そうとしてもなかなか巡り合わないマットブラックと出会えるなんて、そうそう無いことですから、運が良いですね~(^-^)
さりげなさが何ともいえないステキなデザインで、私も気に入ってます。大切に使ってあげてくださいね~(^-^)