年末に購入したのですが、ちびちび読んでいるうちに春になってしまいました。(^^;)

● 万年筆ミュージアム -歴史と文化に触れるモノ造り- 渡辺順司 丸善プラネット ¥3,800
いわゆる文具本…「文具を使う」という視点から書いた本ではなく、副書名のような「モノ造り」の本でもありません。なんと言ったらいいのか…「読む人を選ぶ本」です。
で、「選ばれなかった」私の感想を少々…。

● 万年筆ミュージアム -歴史と文化に触れるモノ造り- 渡辺順司 丸善プラネット ¥3,800
いわゆる文具本…「文具を使う」という視点から書いた本ではなく、副書名のような「モノ造り」の本でもありません。なんと言ったらいいのか…「読む人を選ぶ本」です。
で、「選ばれなかった」私の感想を少々…。
まず、「まえがき」を読んだ時点で、「ああ…私には、この文章が合わないかも…」と感じました。
次に、「事実」と「作者の想像」が、同じトーンで記されている事が気になり、また、「カタログのフレーバーテキスト」っぽさや、百科事典的な周辺情報のわりには肝心の「万年筆」・「モノ造り」に関する情報の薄さに困惑し…最終的に「裏づけは?」「それは作った人に確認した?」「誰の考え?」「いや、そうは思わないけど…」と、ツッコミ倒しながら、読了しました。
とっぱなから、あまり良くない印象で読み始めたので、私が乗り切れなかっただけなのかもしれません。 見たことも無い万年筆や、高価な万年筆、美しい万年筆の写真は豊富で、どれも美しく鮮明です。しかし何故だかときめかない。
何かを題材に文章を書いた場合…研究論文でも社内予算申請用のプレゼン資料でも、Blogの文章でも、通達やお知らせでもなんでもいいんですが、その文章が対象にしている物や事象に対する、熱意であるとか、愛情であるとか、気合であるとか、そういった書き手が埋め込むべき「熱」の部分が欠落していると、受け取り手は何を受け取っていいのかわかりません。
書き手の、伝えたいことを伝えようとする工夫や努力、そういったものが、文章の「熱」を生み出し、その熱を受け取りたいがために、読者は、本を買い、そして読むのではないでしょうか。そういった工夫も熱も、あまり感じられませんでした。
…なんて、テキトーな文章をBlogに綴っている私が書いちゃうってのもどーかと思うのですけれど(←何様だ(^^;))
とにかく、「何を伝えたいのか」「どんなスタンスで伝えたいのか」「目的は?」が、見えないままにページをめくった次第です。
読後、「別に万年筆じゃなくて、腕時計やパイプ、ライターを題材にしても、同じ構成で書けるんじゃないの?」と、ふと思いました。
次に、「事実」と「作者の想像」が、同じトーンで記されている事が気になり、また、「カタログのフレーバーテキスト」っぽさや、百科事典的な周辺情報のわりには肝心の「万年筆」・「モノ造り」に関する情報の薄さに困惑し…最終的に「裏づけは?」「それは作った人に確認した?」「誰の考え?」「いや、そうは思わないけど…」と、ツッコミ倒しながら、読了しました。
とっぱなから、あまり良くない印象で読み始めたので、私が乗り切れなかっただけなのかもしれません。 見たことも無い万年筆や、高価な万年筆、美しい万年筆の写真は豊富で、どれも美しく鮮明です。しかし何故だかときめかない。
何かを題材に文章を書いた場合…研究論文でも社内予算申請用のプレゼン資料でも、Blogの文章でも、通達やお知らせでもなんでもいいんですが、その文章が対象にしている物や事象に対する、熱意であるとか、愛情であるとか、気合であるとか、そういった書き手が埋め込むべき「熱」の部分が欠落していると、受け取り手は何を受け取っていいのかわかりません。
書き手の、伝えたいことを伝えようとする工夫や努力、そういったものが、文章の「熱」を生み出し、その熱を受け取りたいがために、読者は、本を買い、そして読むのではないでしょうか。そういった工夫も熱も、あまり感じられませんでした。
…なんて、テキトーな文章をBlogに綴っている私が書いちゃうってのもどーかと思うのですけれど(←何様だ(^^;))
とにかく、「何を伝えたいのか」「どんなスタンスで伝えたいのか」「目的は?」が、見えないままにページをめくった次第です。
読後、「別に万年筆じゃなくて、腕時計やパイプ、ライターを題材にしても、同じ構成で書けるんじゃないの?」と、ふと思いました。
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この本
>文具本
や、その他文具に関係するような本をここ1~2年、結構読んでみましたが、筆者の「熱」を感じるか感じないかで、随分と読後感が違う事があります。
受け取る側の私との相性もあるんでしょうけどね。
…とか言ってると「お前のブログは何だ!」とかツッコミを言われそうなので、以下略。(←小心者)
(ちなみに変な意味での「熱」はある気がする…と反省を込めた自覚はあります。特に壊れ気味の時…(T_T))
…そろそろ壊れる季節(年度末)がやってきた……(号泣)
熱~
…ですねぇ。落ち着いた文章であったり、ちょっとさめた文章であっても、十分に「熱」は伝わるものですし。「熱」…「ぬくもり」または「体温」と言い換えてもいいと思いますが、そういった何かが筆者から伝わってこない本は、厚ければ厚いほど「辛いなぁ」と感じます。「読み難い」とか「読み易い」とか、文章の上手い下手ではないんですよねぇ…この「辛さ」って。
>…そろそろ壊れる季節(年度末)が…
ひーーーーーーーー(←なんて軽く書いてますが、今現在完璧に目が死んでます。ぐっはー)