手帳に続いてノート特集です(^-^)

● 日経BP社 日経ビジネス アソシエ 2014 12月号
前号の手帳特集から、「タスクの進行は手帳で、思考の掘り下げはノートで…」という流れなのでしょうか。日常使う紙モノは、目的、使い方ともに千差万別ですから、切り口が絞ってあると解り易くていいですねぇ。
ちなみに私のノートは主にタスクの進行用。「1日左ページ開始」縛りという変なルールで使っているので、微妙に右ページが空く事があります。この空きページが勿体無いので、愚にもつかない考え事を四角やなんやで書いてはいるものの、どーもいまひとつアウトプットに結びつかない。
そんなぐだぐたした落書きから「問題解決(あぁなんて甘美な響き…)」へと昇華させるテクニックがあるやなしやと興味深く読んでおります。
…結局は物事の把握、分解、整理がポイント。そして「目付け」と「見渡し」が大切…と、大雑把に言えばそんなところでしょうか(←大雑把過ぎるだろう(^-^;))。詳しくは書店にて。
特別付録はこちら。「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」という書籍からエッセンスを抜き出した冊子だそうです。

…方眼ノートを使っているけど頭があまりよろしくないので、なんか申し訳ない…(^-^;)
そんな私ですが、参考になるかどうか…な、「さんてんり~だ的 思考整理術」をごにょごにょ書いてみます。

「思考整理」とか「問題解決」なんて書くと、大げさなんですけれども、入り口は簡単。
たとえば「楽したいなぁ」「段取り悪いなぁ」「思ったとおりに進まないなぁ」と、漠然とストレスや不満を感じていることって、ありますよね。
そんなとき、まず、その漠然とした思いに「主語」をつけます。「●●物産向けのプレゼン資料を作るのが面倒くさい」とか、「何の何が邪魔臭い(←おい)」と置くのがとっかかり。「毎日だるいなぁ」なら、毎日の何がだるいのか。「何が」をはっきりさせることで、初めてスタートになり得ます。
漠然とした思いだから、「あれも」「これも」「っていうか全部」が邪魔臭いなんて事もあるでしょうけれども、まぁとりえあえず、目に付いたものをひとつ。
それをさらに分解すると、「資料を作る」ための「XXが面倒くさい」になると思います。「元資料を集めるのが面倒くさい」「パワポにまとめるのが」「元データをひろうのが」「文章を書くのが」「上司の認可を貰うために説明するのが」…など。
さらにもう一段分解すると「パワポにまとめるのが」→「操作がいまいちわからない」「図をかけない」「レイアウトが…」などなど、自分の好き嫌い得手不得手までどんどん明らかになってきます。
そこでやおら、一番細かく分解したものごとに対して、カウンターを当てていきます。「パワポの操作がよくわからない」→「まだマシなExcelで作って画面キャプチャして張り付ける」「図を書けない」→「手書きで図を描いて、得意な誰かにランチおごって図だけつくってもらう」「レイアウトが…」→「△△△さんの机の上にあるノウハウ本からパクる(ランチおごる)」など。どうやったらそれが解決するかを、人間系や金銭を使った大人の解決を当てていくんですね。
こうして全ての項目にカウンターをあてますが、もし、うまくカウンターが当たらない項目があれば、その項目をもう一段細分化します。で、カウンターを当てる。
こうして、一番初めの「●●物産向けのプレゼン資料を作るのが面倒くさい」に対して、「こうやったらできるよね」がものすごく具体化されるんですね。ここまでいったらしめたもの。カウンターの物事を順次実行していけば、資料が出来ちゃいますもん。
で、「●●物産向けのプレゼン資料」は出来上がるんですけれども、「課題」が残るんですね。
資料作るたびに、昼飯をおごってたら、繁忙期なんて財布が大ピンチです。そこで、次回の資料作成までに「自分もネタ本を買っておく」とか「パワポもうちょと勉強しておく」なんて、「やるべき事」が明らかになりますから、それをまた分解していって、「だれそれにどうやってパワポを習得したか聞く(ランチおごる)」とか具体化していく…というプロセスを踏む事になります。
こうして、大きなうすらぼんやりした「問題」を小さな問題に分けていき、ひとつひとつ消化する。そうすることで、「問題」は解決に向かいます。100%は無理にしても、90%で妥協しちゃうってのもありかもしれません。全くやらないよりは、あと一歩で完成しなかった悔しさのほうが貴重ですから。
結局、分解していくと、解決しない問題は無いのですけれど、課題=(人間系や金銭的に)ちょっと無理したことが出てきます。それはそれで、ちゃんと把握しておいて、次回の同じ局面までに解決しておけばいい話。無理なら逃げ手を考える。そのために、まずは、ノートを使って何をどう分解したか、何に(ちょっぴり)無理したかを控えておけば、あとあと便利なのです。(←ようやくノートに戻ってきた)
…以上、わかったようなわからんような「さんてんり~だ的 思考整理と問題解決術」でした(^-^;)
● リンク
日経ビジネスアソシエ14年12月号:公式
● Amazonへのリンク
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2014年 12月号
- 関連記事
-
- 日経アソシエ 手帳特集と付録 (2017/10/11)
- 日経ビジネスAssocie 2009 11/03 手帳活用術 (2009/10/21)
- 日経ビジネスAssocie 「文具術」とテンプレート (2012/02/12)
- ノート&ダイアリースタイルブック (2006/10/26)
- 万年筆ミュージアム (2007/03/07)
- 日経ビジネス Associe 2010 04/20 最強の「文具」活用術 (2010/04/09)
- とっておきの文房具 (2007/01/03)
- 日経ビジネスAssocie 「手帳大全」 (2013/10/16)
- MONOQLO 2009.12号 手帳特集 (2009/10/22)
- すごい文房具デラックス (2012/10/20)