時節柄、在庫より「でっかいカタツムリ」っぽい文具をご紹介~(^-^;)。

● Prover社 FIXON ORIGINAL (廃盤色) ¥(価格失念)
ドイツProver社のデザイン・テープカッターです。
以前(…わぁ既に9年前か!)紹介したFIXON ループと同じ会社の製品です。確か同じぐらいの頃に入手したはず。
パッケージは当時の代理店により日本語化されていました。
隅のほうにMade in Germanyと印刷されています。

パッケージの背面には、イラストで丁寧に使い方が。

背中は生物の白骨っぽい、素敵な佇まいです。
MOMA(ニューヨーク近代美術館)にも展示されている(いた)ようです。
この白(アイボリー)は既に廃盤で、現在は半透明のネオンカラーやソリッドなブルーや赤などが販売されているようです。

横から見てもカッコいい…(^-^*)
この曲面と平面、円形の組み合わせのサイバー具合(?)が、オトコノコゴコロをくすぐります。

こんな風に、糊面を下にしたテープを引き出して貼り付け、先端の刃で押しながら本体を上に上げて切ります。つまり、「貼って切る」タイプのテープカッターなのですけれども…

…えっと、正直ものすっごく使いづらいです。(^-^;)
当時はWebの写真で「格好いい!」と一目ぼれして購入したんですが、いざ使う段になり「なんだこれは…」と愕然としました。
実際、座り姿は相当カッコいいんだけれども、実用性はほぼありません。「ありません」は言い過ぎだとしても、100円均一のテープに付属している刃つきプラケースのほうが、なんぼか使い勝手が良いです。
使い終わったら、テープをこのあたりに貼っておいて、次に使うときは、テープをビーッと引き出して貼って、本体でえいやって切る…うーん。
FIXON ループのエントリでも「使い辛い!」と書きましたが、根本的に「貼って切る」タイプのテープカッターと私との、相性が悪いのかもしれません。(^-^;)

テープを装着し、デスクに置いた状態だと、存在感があるし、とても格好いいのですが…。実用品におけるデザインって何だろう…と、深く考えるきっかけになりました(^-^;)
もちろん、愛用者はおられると思うのですけれど、「駄目だなぁ」と感じちゃうのは、デザインと実用性が高度にマッチしている日本製の文具に慣れ過ぎた所為でしょうかねぇ…(^-^;)
● リンク
prover社:公式 こちらのFIXON ORIGINALのリンクより。
FIXON ORIGINAL - Klebefilmabroller im klassischen Design:公式通販
● Amazonへのリンク
Prover Fixon
現在は取り扱いできないようですが、こちらに感想が記されています。